東松島市実証実験レポート PART2 (2023/5/12)


4月に続き、5月12日に東松島市さまとの2回目の実証実験を実施しました。
今回の実証実験は、分散倉庫に保管されているアルファ米他、複数種の食料品を備蓄基地へ移動させます。移動した食料品は、来月開催される防災訓練に参加する市民の皆さまに配られる予定です。

さて実証実験では分散倉庫に管理されている対象物資の棚卸作業を実施しました。
(事前に当社からお送りしたRFIDシールを絆管理事務所様に張っていただきました。ご協力ありがとうございます)

分散倉庫内のシール貼りした物資

続けていよいよ到着したトラックの荷台に荷物を載せ、備蓄基地へと移送します。積載した物資を読取りしましたが、ここで二段に重ねられた荷物のうち、下に積まれた荷物のRFIDの一部読み取りを行うことができませんでした。小型トラックにぴっちりと積まれた状態で荷台の金属製サイドパネルが障害となったようです。

トラックに積み込まれた物資の出荷作業

積み込まれた荷物が備蓄倉庫へ移送され、積み荷をパレットへ積み上げたところで、備蓄基地への入庫情報処理を行いました。先ほど読み取れなかった荷物もここでは正常に読み取ることができ、すべての物資は無事に備蓄基地で在庫としてカウントされました。

搬入された備蓄基地での入庫作業

緊急時の混乱を想定し、100%の読み取り精度を望むのではなく、読み取れた在庫・移動データを要求側と提供・配送側すべてに最新情報としてつなげ、可視化する。W4Uプロジェクトでのソリューションコンセプトとしては成り立っています。さらなる精度改良を目指していく必要はあります。

いよいよ次回は6月4日に予定されております防災訓練での実証実験となります。災害を想定しての重要な評価となります。
引き続き努力していきたいと思います。

物資支援サービスの説明・動画はこちらをご覧ください。

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