東松島市実証実験レポート PART1 (2023/4/26~2023/4/27)

W4Uのボランティア支援の物資支援について東松島市様のご協力で1回目の実証実験を実施しました。

まずは、この実証実験を支えてくださいます東松島市様と絆管理事務所様に心からお礼申し上げます。

今回の実験は、東松島市防災拠点備蓄基地で管理している災害備蓄品のなかで保管期限の終了が近くなった物資を市内の福祉サービス事業者さんに提供する機会を活用して、提供物資の出荷~納品作業の管理状況の技術検証を実施しました。
26日は備蓄基地へ伺い、実験準備。物資へVIDネットワークで用意した物資情報RFIDシールを段ボール84箱へ貼り付け。この物資をサービス事業者さんごとにパレットに平積み。管理業務を担っていらっしゃる絆管理事務所のスタッフの方々にご協力いただき、短時間で完了です。さすがプロの作業は早い!

引き渡し先ごとに仕分けてパレット・台車に載せた物資。

物資出荷~納品が行われた実験本番の翌27日。午後1時から3時の間に備蓄基地へ各事業者さんの引き取りの車が次々に到着。それぞれの事業者さん向けに仕分けて積み上げた物資の情報をRFIDリーダーで読取り、物資情報を出荷ステータスへ変更。車に積載した後に再度読取り。精度、速度を確認しました。車での測定は閉鎖された空間のためか、より高速に読取される感じでした。リーダーの識別能力範囲の設定も場面ごとに確認できました。

右手に持ったリーダー端末と左手のスマホで情報取得・管理作業

右手に持ったリーダー端末と左手のスマホで情報取得・管理作業

大きなトラブルもなくすべての事業者さんへの引き渡しが完了しました。

関係端末に共有されるデータもグラフィカルな表示で設計。即座に理解・判断が可能です。

配送先の事業者さんを訪問し、再度リーダーでRFIDシールを読取、ステータスを入庫へと変更することで実証実験の締めくくりです。位置情報を伴って送信されたデータにより事業者さんの拠点へと物資情報が移り変わりました。

登録した拠点へと移動する物資の状況がグラフィカルに見てとれます。

主作業以外にも、様々な環境下での読取精度を見ていきました。解決すべき課題もいくつか浮き彫りとなり、効果を確認するとともに改善点、さらなる開発のヒントを手にいれることができました。

実証実験は大変有効です。関わっていただいている皆様、引き続きよろしくお願いします。次の報告も近日公開ご期待ください。W4Uプロジェクトとは有益なソリューション、活動となるよう努力を続けていきます。      

物資支援サービスの説明・動画はこちらをご覧ください。

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